障がい者雇用事例/おおつかがゆく!

「ものすごくうまいパン屋。実は障がい者が働いていた」を目指しています

さくらベーカリー(社会福祉法人 緑の風) 
センター長 鈴木正明さん

東京・九段の千鳥が淵のそばにある千代田区役所。
法務局や東京労働局なども入居する合同庁舎です。その高層ビルの1階のコーナーに、そのベーカリーはあります。
その名は「さくらベーカリー」。
千代田区の区の花が「さくら」ということでつけられた名前です。現在3名の知的障がい者の方が雇用されています。


さくらベーカリーのある「合同庁舎」です。


店舗外観です。ガラス張りの店舗がおしゃれです。

おいしそうなパンがずら~っとならんでいます。

かわいらしいパンも。

ランチタイムには行列ができます。
たくさんのお客様でにぎわいます。

こちらが工場。
同じく千代田区役所の1階にあります。

おじゃました時間はちょうどランチタイムの前。
ということで、「戦場」でした。

溶岩の石釜です。
遠赤外線でとてもおいしく焼けるのだそうです。

おおつか:ものすごく売れていますね。
鈴木さん:平日は1日に600人くらいのお客様がご利用になります。
売上にすると30万円を超えることもあります。
おおつか:すごい!
鈴木さん:オープン時は1日25万くらいの売上でした。売れ行きを分析したり、新商品を投入したりする中で、徐々に売上があがっていきました。

鈴木さん:3階の就労支援事業所で製造するクッキーやサブレも販売しています。
おおつか:デザインが素敵ですね。おいしそう!
鈴木さん:いわゆる「福祉の色」は一切出していません。味もパッケージもどこに出しても恥ずかしくない、デパートでも売れるような商品にしてあります。

おおつか:ビジョンを教えてください。
鈴木さん:さくらベーカリーは「うまいパン屋」を追及してます。障がい者が作ってるから買ってください、ではなく、どこのパン屋よりうまいパンを作ることを通して、彼ら(障がい者)の働く力を社会に証明していきたい。
そのためには、さらに売上を増やそうと思います。がんばって3割!ネット販売もやりますよ!
おおつか:ぜひ応援させてください!

~おおつかのひとりごと~

さくらベーカリーはインターネットの口コミサイト「食べログ」にも載っています。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1309/A130906/13043193/
「障がい者が働いているから応援したい」じゃなくて、「おいしい」「うれしい」「とてもきれいなお店」という口コミがたくさんあります。鈴木さん曰く「うまいパン屋を目指してます」が、お客様に評価されている証拠。
年々売上が増えているというのも、本物の証拠です。

訪問先データ

店舗概要 さくらベーカリー
〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1千代田区役所1階
03(5211)2634
URL:http://www.chiyoda-midori.jp/
障がい者 雇用数:3名
(知的障害 社会福祉法人の公益事業として運営)
運営:社会福祉法人緑の風

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