障がい者雇用事例/おおつかがゆく!

定年まで勤め上げられる職場づくりを目指しています

株式会社マルイキットセンター 埼玉県戸田市美女木東2-5-1 
丸井戸田物流センター内

特例子会社の設立は2003年ですが、事業の開始は今から16年前の1992年。
株式会社丸井(現・丸井グループ)の事業部門のひとつ「戸田キットデリバリーセンター」としてスタートしています。事業開始当時からのスタッフもたくさん働き続けているそうです。
現社長の武居さんは8代目の責任者。マルイキットセンターの昨日、今日、そして明日についてお話をうかがいました。

丸井グループの戸田物流センターの一角に、マルイキットセンターはあります。

まずは現場へおじゃまさせていただきました。

マルイの店舗などで使う用度品(包装紙、伝票、事務用品等)の倉庫です。知的障がい者を中心に22名が仕事をしています。
各店からの依頼伝票に基づいて、棚から用度品をピックアップし、検品の後、出荷しています。


武居さん
:リボンやのし紙など沢山の種類があります。同じようなものが沢山あって間違えやすいのです。ですからあえて、同じようなものはバラバラに配置するんです。
おおつか:へえぇ。

武居さん:商品をピックアップするごとに、このスペース(点数点検スペース)で点数を点検してはんこを押すのです。
おおつか:なるほどぉ。

武居さん:こちらの職場は聴覚障がい者の方を中心に運営されています。宝飾や時計などの検品業務を行なっています。

武居さん:従業員の加齢対策として設けた仕事です。グループ内の資料、DMなどの印刷・発送等の仕事を行なっています。当初からの従業員も多く、50代の従業員も働いています。彼らの働く力に合わせた職域の確保が課題でした。ゆっくりしたペースで仕事を進めていけるような環境を用意しています。
おおつか:働く力に合わせた職域開拓。出来そうでできないですよね。
武居さん:雇用した以上責任があります。定年まで勤め上げていただくもらうための最大限の努力をしていきます。
おおつか:すばらしいっ!

<ピックアップ件数達成表 競うことで成長しよう!という意気込みが感じられます>

<休憩室のホワイトボードです。身だしなみ、社員としての心構えが書かれています。>

武居さん:私は8代目になりますが、よい習慣はきちんと続けていくこと、そして会社のニーズと彼らの働く力の成長に合わせて、日々の改良改善を続けていくこと、これが私のミッションですね。
おおつか:がんばってください!

 

~おおつかのひとりごと~

世の中、雇用する以上に、雇用を維持し続けることの方が大切であり、かつ大変です。 「勤続16年です!」と堂々と答えてくれた方々のたくましい表情。すばらしいです!「仕組みをつくる」「仕組みを維持する」「改良改善を続ける」成果を生み出すための努力に例外はないですね。

訪問先データ

会社名:株式会社マルイキットセンター
取締役社長:武居哲郎
従業員:47名
(うち障がい者32名 知的、身体、聴覚)
所在地:埼玉県戸田市美女木東2-5-1
丸井戸田物流センター内
TEL:048-421-7351
丸井グループ会社(株式会社マルイキットセンター)
URL:http://www.0101maruigroup.co.jp/group/kit.html

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