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障がい者の働く場レポート

その人の得意なことが戦力になる職場です

株式会社サンジェルマン
取締役 宮本 賢二 さん
管理部 人事総務チーム 助野 岳さん

関東地方を中心にベーカリーショップを展開するサンジェルマン。関東に住んでいるひとなら誰もが知っているブランドです。工場では勤続10年を超える障がい者スタッフがたくさん活躍しているとのことです。

こちらが本社+工場。
サンドイッチや焼き菓子、冷凍生地パンの製造などを担う拠点です。

工場は24時間稼動。
昼も夜も、土日も祝日もパンが製造されていきます。

今回はサンドイッチ製造の部門にお邪魔しました。

1時間に500個~600個のサンドイッチが製造されます。

流れ作業のもと、次から次へと製造が進みます。

ユニフォームも作業スピードも分け隔てない。
見てるだけではどの方が障がい者かまったく分かりません。

サンドイッチ製造部門の責任者 吉田さんです。

 

おおつか:障がいのある方と働いてみてどうですか?
吉田さん:まったく変わりません。逆に彼らのほうが上手にできるところがたくさんあります。
おおつか:そうですか!
吉田さん:人間には誰しも「得意なところ」というのがあります。それを障がいのあるスタッフたちも同様に持っています。私の仕事はそれを見つけて仕事に当てはめていくだけ。そうするととてもいい仕事をしてくれるわけです。
おおつか:ふむふむ!

障がい者スタッフの紅野さん(写真中央)

この日は、サンドイッチの包装のポジションです。
早い。丁寧。正確。言うことありません。

おおつか:楽しそうにお仕事していますね。
紅野さん:そうですか?10年以上もこの仕事をやっているので、普通になってしまって(笑)
おおつか:えええ!
紅野さん:いろいろ仕事があって疲れるので(笑)、休みの日は、いろんなお店をめぐったりしてストレス解消します(笑)
おおつか:ですね~(笑)お仕事疲れますよね(笑)

もうお一人の障がい者スタッフ渡辺さん。

この日は、組み立てといわれる具材をセットするポジションでお仕事。
これまた手際が良い。

おおつか:お仕事ご苦労様です。
渡辺さん:いえいえ(笑)
おおつか:就職して何年ですか?
渡辺さん:12年かな。わすれちゃった(笑)

おおつか:どの仕事が得意ですか?
渡辺さん:どれでも(笑)
おおつか:(すみません。愚問でした。)

今回お話を伺った宮本さんと助野さんです。

おおつか:障がい者雇用のきっかけはなんでしょう?
助野さん:地域の就労支援機関とのご縁があり、仕事内容を見ていただき、実習を経て入社していただきました。とてもうまくいったので少しずつ採用を増やしていっています。
おおつか:なるほど。

助野さん:増員する場合もその都度相談しています。就労支援機関は、私たちの仕事内容をよく知っているので、ミスマッチはほとんどありません。離職する方もほとんどいません。今も定期的にミーティングを持ち続け課題を共有できるよう心掛けています。

おおつか:ありがたいですね。

おおつか:今後のご計画についてお聞きできますか?
宮本さん:いろいろな職域での雇用の可能性をさらに検討したいと思います。
おおつか:それはなぜですか?

宮本さん:我々サンジェルマンには「タンドレス」という合言葉があるのです。日本語で「心配り」という意味です。商品、サービスにとどまらず、採用や教育においても同様です。スタッフたちもともに働く障がい者に心配りしながらともに成長する。そんな障がい者雇用を進めていきたいと考えているのです。

障がい者雇用につきましては、現在法定雇用率を下回っている状況です。この状況を踏まえ、障がい者の採用に向けて取り組みを進めているところですが、私は、ただ単に法定雇用率を満たすことが目的ではなく、サンジェルマンが関わってくださる全ての方々にとってかけがえのない存在であり続けるために、従業員一人ひとりが自慢できる企業にしていかなければならないと考えています。

今後の課題としては、福祉センター様に依存するだけでなく、各々が個性や能力を最大限に発揮し、事業に貢献できる環境・風土を構築していきたいと考えています。その為には、他の従業員の理解、障がい者に適した仕事の洗い出しなど、課題・問題点の検討が必要であると考えています。幸いなことに、現在工場では、周りの従業員の理解や協力もあり、各職場で助け合う気持ちが長年の間に培われており、また、各自与えられた仕事を責任を持ってこなし戦力として活躍されています。今後、障がい者雇用の職域拡大を図っていく上では、「事業に貢献できる自立/自律した人財(自ら考え行動できる自律した人財)」を育成していかねばならないと考えており、今後環境整備等を益々充実させていきたいと考えています。

おおつか:素晴らしいですね。ぜひとも実現させてください!

 

【秘書コメント】
出ているところは眼だけ。そして、どの人もスピーディーな手つきで、どんどこ出来上がっていくサンドイッチ。本当にどの方が障がいのあるスタッフさんなのか全くわかりません。障がいのあるなしにかかわらず、得意なことで仕事ができたら高パフォーマンスを発揮できる、ということを痛感します。インタビューのお話ぶりがとてもチャーミングだった渡辺さん・紅野さん。マスクをとったお顔を撮れなかったことが心残り!(今回の秘書は松本でした。)

 

~おおつかのひとりごと~

「10年以上も働いているから普通のこと」とおっしゃる紅野さんの自信に満ちた表情。ノックダウンです。あたりまえの日常を支えている就労支援機関の存在にも敬服。こんどサンジェルマンに行ったら、彼らの作っているサンドイッチを絶対買おうと思っています。

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訪問先データ

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株式会社サンジェルマン
神奈川県横浜市港北区新羽町688
障がい者スタッフ 16名(身体4名、精神2名、知的10名)
http://www.saint-germain.co.jp/brand/saintgermain/

 


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