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障がい者の働く場レポート

「こういう障がいだからできない」と思わないでやってみると出来るのです

株式会社インテリジェンス・ベネフィクス(株式会社インテリジェンス特例子会社) 業務受託チームマネジャー 鈴木 保男さん

設立は2008年。総合人材サービスを展開するインテリジェンスグループの特例子会社です。 特例子会社の第三世代と言えばよいのでしょう か。 身体、知的、精神、発達障害のある従業員がオフィスワークを中心に活き活きと働いておられます。

 

 

東京本社オフィスのビルです。
西新宿です。

 

 

 

業務のとりまとめを担当している鈴木さんです。
おおつか:障害者雇用に関しての関心やご経験はなかったと伺いました。
鈴木さん:一緒に働いていた従業員のひとりに聴覚障害者がおりましたが、特別の対応をしているわけでもありませんでした。

 

鈴木さん:自身も上肢に障害があるのですが、自分が「障害者」だという意識が希薄だったこともあり、「障害者は会社に貢献してもらえるほどは働けないのではないか」と思っていました。
おおつか:どうやってはじめられたのですか。
鈴木さん:スタートは本社四谷オフィスの会議室からで、すぐに丸の内の丸ビル本社ビルのセミナールームがオフィスになりました。

鈴木さん:特例子会社設立前に雇用されていた身体障害者に加え、あらたに内部障害者と精神障害者を採用してのスタートでした。精神障害と言う障害がいったいどのようなもので、どう対応すればよいかなんて、全く知りませんでした。必死でした。

 

 

お仕事の風景を拝見いたします。
こちらのオフィスで、インテリジェンスグループから
受託した事務、軽作業を行っておられます。

 

 

 

社内資料の作成、ダイレクトメールの発送、
各種データ入力、文書管理などなど。
その数は100種類以上にも及ぶそうです。

 

 

 

聴覚障害のある社員さんとのコミュニケーションの様子です。

 

 

 

筆談と手話をつかって、サクサクお仕事が進んでいきます。

 

 

 

デスクの上には、自分の目標が立ててあります。
「今期の自分の役割」と「具体的な目標」がびっしり書いてあります。

 

 

 

鈴木さん:全社で従業員は88名。うち障害者は85名です。
おおつか:指導員は2名ですか?すごいですね。
どうやったらそんなことが実現できるのですか?
鈴木さん:簡単です。障害があってもリーダーはできます。リーダーとして出来る人がリーダーをやればいいのです。障害のあるなしは関係ないですよね。

 


おおつか:
鈴木さんの主なお仕事は何ですか?
鈴木さん:仕事の開拓、業務の切り出し、条件折衝的な仕事がメインです。
従業員のケアや相談は、精神保健福祉士と企業内ジョブコーチ資格をもつ野村が担当します。 相談も業務時間中は極力行わず、お昼休みや業務終了後というメリハリをつけます。

 

 

おおつか:それにしてもすごいですね~!
鈴木さん:親会社のインテリジェンスの企業理念は「働くを楽しもう」です。働くを楽しむには、仕事そのもの、役割、責任、成長などの沢山の要素が必要です。当社の従業員にも「働く」を楽しんでもらいたい。障害があってもなくても同じ価値観です。

 

<企業内ジョブコーチの野村さんにおうかがいしました>

おおつか:実に多種多様の障害特性の方が働いていらっしゃいますね。
野村さん:四肢障害、内部障害、聴覚障害、視覚障害、知的障害、精神障害、発達障害など広範囲です。 障害の特性で採用したのではなく、会社に合う人を、
と思って採用して言ったらこうなりました。

 


おおつか:
「会社に合う人」とはなんでしょう?
鈴木さん:最も大切なことは「みんなと一緒に仕事ができること」です。そして働く意欲、一定の体力、ちょっと負けず嫌いな性格も大事なポイントかな。
おおつか:さすが!人材ビジネスを展開している企業ならではですね!

 

 

おおつか:ケアが大変ではないですか?
鈴木さん:意識的にではないのですが自立心を発揮しなければならない環境になってます(笑)。
もっと手厚くなければならないという考え方もあると思います。当社を見ると保護的環境ではないことで伸びていくということを経験的に感じています。

 

おおつか:今後のビジョンをお聞かせください。
鈴木さん:現在障害者リーダーが3名います。その次に続くリーダーを育てたいですね。
障害のあるなしに関わらず従業員全員が「働くを楽しむ」会社を目指して頑張っていきます。

 

 


今回の秘書は…
新入社員の田沢です。
4月から社会人としての第一歩を踏み出す私にとって、
職場を見学させていただくことは大変貴重な経験となりました。

今回の取材訪問で最も印象的だったのは、
「「働く」を楽しんでもらいたい、障害があってもなくても同じ価値観」という言葉です。
企業で働く一社員としてどの方も仕事をしていらっしゃいました。

「配慮はしても保護はしない」という言葉は、まさしく会社の障害者従業員の方々との
向き合い方を表現していると思いました。

今回の取材訪問は、社会人としての心構えや姿勢など、社員の方々の仕事ぶりから
多くを学ばせていただく大変よい機会となりました。

~おおつかのひとりごと~

誤解を恐れずにいいますと「素敵な放置プレイ」っていうのでしょう。
でもそれって「ナチュラルサポート」というのではないでしょうか。
障害者従業員を障害者として特別扱いするのではなく、
共にはたらく企業人として、期待し、教育し、厳しくするところは厳しく、ケアするところはケアする。
「特例子会社のあるべき論」はいろいろあると思いますが、おおつか的にはこういう会社大好きです~!!

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訪問先データ

会社名:株式会社インテリジェンス・ベネフィクス
代表取締役:森永 晃夫
社長執行役員:井上 雅博
従業員:88名(うち障がい者85名 身体、知的、精神(発達障害を含む))
所在地:東京都新宿区西新宿
TEL:03-6385-6142
URL:http://benefics.inte.co.jp/

 


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